2024年6月18日・6月19日 低気圧と仕事

2024年6月18日 火曜日 雨のちくもり 低気圧と仕事

前夜、礪波護『馮道――乱世の宰相』(法蔵館文庫、法蔵館、2024年)を読了。
法蔵館文庫に入ったのを機に再読。
唐末五代の乱世を生き抜き、五朝八姓十一君に仕えた馮道の生涯とその時代を綴る。
混乱を極めた時代の中、与えられた状況の中で最善を尽くして人民を守ろうとした意思、九経木版の印刷という文化面での功績、そして彼の人物像を多面的に描き出す。
また、唐代以来の貴族の没落、節度使・軍隊の中から次代の王朝の建国者が次々と登場する有様により、中国における中世の終焉が描き出される。
そして、乱世がようやく統一に向かい始めるころ、馮道がまるで役割を終えたかのように世を去ったのが印象的だった。

修士課程時代、漢文講読会で『資治通鑑』のちょうど五代から宋の建国あたりを読んでいた。
本書でも触れられている通り、『資治通鑑』の著者司馬光による馮道評は非常に厳しいが、王朝のめまぐるしい興亡の中で常に生き残っていた馮道の生き残りっぷりが非常に印象的だった。
その後中公文庫BIBLIO版の本書を読み、大いに感銘を受けた。
今回十数年ぶりに再読したが、その頃には気づかなかったいろいろな発見があった。

『読書メーター』にも感想を投稿。
https://bookmeter.com/books/21936636

明け方頃、パルクールや中国時代劇によく出てくる「軽功」みたいに建物の屋根や大通りの中をぴょんぴょん跳び回る夢を見た。
なんじゃこりゃ?

朝はいつもの時間に起きたが、低気圧のせいか、はたまた疲労のせいか、午前中は眠たくて仕事にならず。

昼頃からようやくエンジンがかかりはじめ、23時半ごろまで仕事。
難解な案件で、予想以上に時間がかかってしまった。
途中にパンなどを食べて腹を満たす。
ふと野球速報を見ると、阪神が延長11回裏に暴投でサヨナラ勝ちしていた。

仕事が終わったときは腹は減っていたが疲れのため食べる気力がなく、野菜ジュースとおつまみで空腹をごまかし、ノンアルコールビールで晩酌して2時頃に寝る。

2024年6月19日 水曜日 晴れ時々くもり 目が疲れた

9時半頃に起床。
朝食後、前日までに作業した原稿2件を最終確認して、昼頃に納品。

昼食は冷凍ナポリタン。

昼食後、月曜日に翻訳していた原稿2件をチェック、推敲して納品。
それから、次の案件を作業。
18時半頃まで作業。
目が疲れた。

夕食はプデチゲ。
ランチョンミートがなかったので、代わりに鶏肉を入れた。
食べながらネトフリで『愛の不時着』を見る。

さて、寝るまでに少し読書するか。